第4夜 スーパー白鳥・ラストラン

3月22日です。
もう今日は走っていないんだな、と思うと
本当なのかな、とどこか不思議なような気分です。

昨夜は白鳥・スーパー白鳥のラストラン、
そして一番最後に青函トンネルを渡ってきたくだりのはまなす、
すべて函館駅に行ったけれど、今夜は昨日乗車した最後のスーパー白鳥の話を。

~~スーパー白鳥・ラストラン~~

のぼりの最終は函館駅で見送る。今日も最後の出発ホームに函館駅長の姿。
「全部の最終にいらっしゃるのですか?」ときくと
「宿命(しゅくめい)ですから」と彼は答えた。

くだりの最終、本当に最後になる列車。
朝、青森から乗った白鳥号ではの車掌挨拶は、終着の函館駅手前ではなくその前の五稜郭駅手前だった。
函館から五稜郭の次の木古内まで各駅停車で行ってから
折り返してのぼりくだり通して一番最後となる列車に乗車しようかな。

直前に函館駅で指定がとれるかをきくと
「とれました」と緑の窓口の人がすこしおどろいたようにいう。

無人改札の木古内駅では最終運行を告げる電光案内。
駅のホームにはありがとうを告げる幕。

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木古内から最後に乗車…と同じ道をたどった風な人も幾人かはみかけたがそう多くはなくて、乗車率は指定席でも70%切るくらい。自由席にも空席わりとありました。
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ずぅっと車窓にカメラを回している人も一車両にふたりくらいはいたけれど
多くの人は日常として乗っているような気配。

車掌さんはベテランそうな方で、
落ち着いたいつも通りの声色で
スーパー白鳥からのお別れとお礼を告げました。

月のきれいな夜でした。
(1枚目 最終日の函館を走るスーパー白鳥 撮影:田村昌弘)
2枚目~ 木古内駅からラストラン乗車 撮影:紀あさ)

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—–スーパー白鳥完全ラストラン車掌さんの挨拶—–
ご乗車ありがとうございます。
あと24分ほどで終点の函館です、終点の函館です。次は五稜郭に止まります。
五稜郭には21時49分、終点の函館には21時54分の到着となっております。
本日スーパー白鳥27号ラストラン、ご乗車いただきましてありがとうございます。
(3秒間)
昭和63年3月13日に開業した青函トンネル津軽海峡線はこれまで
快速海峡号、急行はまなす号、特急はつかり号、白鳥号、スーパー白鳥号、
寝台特急北斗星、カシオペア号、トワイライト号、日本海号など
さまざまな列車がみなさまの夢と希望を乗せて走り続けてまいりました。
その中でスーパー白鳥号は平成14年12月、東北新幹線八戸開業を機にお客様を八戸までお迎えするという使命のもと運転を開始した列車です。
お客様にも社員にも親しまれ、そして数々のドラマを演出してまいりましたが、3月26日北海道新幹線開業に伴い、その役目を終えようとしております。スーパー白鳥号とJR北海道を代表いたしましてお礼を申し上げます。みなさまこれまでスーパー白鳥を愛しラストランにご乗車いただきましてまことにありがとうございました。今後ともJRそして開業する北海道新幹線のご愛顧を宜しくお願いいたします。
スーパー白鳥号の思い出を車内にお忘れ物ございませんようご注意願います。次は五稜郭です。21時49分の到着です。五稜郭につづきまして終点の函館21時54分の到着となっております。

 

 

ここからあとすこしだけ
くだりラストはまなす函館駅風景を。
お迎えの人はそこそこいたけどだいぶ減って乗客が思い思いに楽しんでいる感じでした

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